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インクルージョンは宝石に含まれる様々な内包物。

 
天然石は地球が火山の噴火を繰り返すことで何万年もかけて結晶化してきた鉱物。
そしてインクルージョンは鉱物が結晶化する際に宝石の中に取り込まれる不純物や、結晶の成長過程でできる地層のようなもの。
それは唯一無二であり、欠点ではなく宝石が持つ個性。
それがあるからこそ輝き、惹かれる。
人工物のように完璧ではないからこそ感じる魅力。
 
 

ガーデンクォーツ

ガーデンクォーツ

 Garden Quartz
 


 
水晶が形成される過程で様々な鉱物を巻き込みながら結晶化したクォーツです。
内包された鉱物が水晶内に広がる風景のように見えることから和名では「庭園水晶」と呼ばれています。 
 
ガーデンクォーツの内包物には、緑豊かな山々や苔むした庭のように見えるのが特徴のクローライト(緑泥石)、針状の結晶のルチル(金紅石)、ピンクやイエローなどのふんわりとした霧や煙のように見えるのが特徴のアンフィボール(角閃石)、ルチルのようにガーデンクォーツの中で針が踊っているように見えるのが特徴のトルマリン(電気石)、クォーツの中で白や黒、金などラメのようにきらきらとした光を放つマイカ(雲母)などがあります。
 
ガーデンクォーツはその内包物の多様性から、一つとして同じものがなく、小さな水晶の中に大自然が作り出したアートを見ることができます。
 
石言葉は「地に足をつける」「真面目」「瞑想」。
浄化や癒しの石といわれる水晶の中でも、ガーデンクォーツは特にヒーリング効果が高く、自分自身が『今、ここに存在する』ことを感じ、地に足を着け精神と身体のバランスをとる「グラウディング」の力が非常に強いと言われています。
 

 
 
スーパーセブン

スーパーセブン

Superseven
 


 
複数の鉱物が一つとなって共存している神秘的で希少なスーパーセブン。
クリスタルヒーラーA・メロディ氏によって名付けられた天然石です。
別名:エレスチャルクォーツ/セイクリッドセブン
 
一般的には水晶(クリスタル)、アメジスト(紫水晶)、スモーキークォーツ(煙水晶)の3種類のベースとなるクォーツに、ゲーサイト、レピドクロサイト、カコクセナイト、ルチルのいずれか複数、もしくは全部を内包します。
最大で7種の鉱物が共存する状態になり、それがスーパーセブンという「数字の7」が付く由来です。
スーパーセブンの石言葉は「調和」

 
スーパーセブンの一番の魅力は、ベースとなる水晶と内包物が織りなす個性と神秘性であり、同じスーパーセブンと呼ばれても、そこに共存するさまざまな鉱物の性質によって大きな違いを見せてくれる魅力的な天然石です。
 
 
 

 

ナチュラルダイヤモンド

ナチュラルダイヤモンド

Natural Diamond


 
ダイヤモンドは、地球深部にある溶岩のマグマの中にある炭素が、高温高圧の条件下で気の遠くなる年月をかけ偶然の条件が重なった時だけに形成されます。
地球上の鉱物の中で最も硬い宝石であり、和名では「金剛石」と呼ばれています。 
 
美しく個性的なナチュラルダイヤモンドは天然由来の色とインクルージョンが特徴です。
4Cのクラリティーとカラーの評価にとらわれない自然からの贈り物であるナチュラルダイヤモンド。
唯一無二の存在であり、それぞれが個性を持ちそれぞれの輝きを放ちます。
 
ダイヤモンドは「何ものにも征服されない強さ」というギリシャ語のアダマスが語源。
石言葉は「永遠の絆・不変・純潔 」。
身に着けることで、困難を乗り越える力を与えてくれるといわれています。
 
 

 
 
 
モスアクアマリン

モスアクアマリン

Moss Aquamarine


 
 
天然の内包物が作り出すモスアクアマリン。
アクアマリンは結晶になる段階で微量の鉄分を含むことにより青色になり、淡い青色から濃い青色まで多彩です。
モスアクアマリンの“モス”は“苔”を意味しており、そこに苔のような黒や褐色のインクルージョンを内包することで、シックで落ち着いたブルーカラーとなります。
内包するイルメナイト(チタン鉄鉱)の含有率によって見た目や色合いなどそれぞれ異なり、唯一無二のインクルージョンが魅力的です。
また、内包物がサンストーンの様な輝きに似ていることから、サンストーンアクアマリン、もしくはアクアマリンサンストーンと呼ばれることもあります。
 
「コミュニケーションの向上、洞察力・表現力・成功運のアップ、癒し」などの石言葉を持ちます。
 
 
 

 
 
 

エメラルド

Emerald


 
古くから世界中で愛され続け、クレオパトラをも虜にしたというエメラルド。
知られている中で最古のエメラルド鉱山はエジプトにあり、紀元前3500年から採鉱されていたと考えられています。
 
鉱物学ではエメラルドはベリルという鉱物に属し、グリーンがエメラルド、ブルーはアクアマリン、ピンクはモルガナイトなどがあります。
じっと岩の中に閉じ込められていたベリリウムとクロムが出会い、鮮明な緑の結晶を作っていきます。
厳しい環境下で育つため、多様なインクルージョンやフラクチャーを含み、光にかざすと草木が茂っているように見えることから、フランス語で庭園を表す「ジャルダン」と言われ天然の証とし愛されています。
 
本来出会わない元素同士が結びついて結晶化したエメラルド。
「愛の石」とも称され、石言葉には「幸運・幸福・夫婦愛・安定・希望」などがあり、“愛の成就”という意味も持ちます。
また、新緑の美しい5月の誕生石でもあり、癒し・健康・精神の安定などヒーリング効果の高い石とされています。